昔からある労働者名簿。最近は入社手続きでハローワークに行っても求められる事がなくなりましたが、果たして必要性はあるのでしょうか?
今回は労働者名簿の書き方、記入例や必要性などの周辺知識とともにまとめます。
労働者名簿の記入例と書き方
必要項目さえ記入されていればスタイル・様式は問われません。例えば次のような形です。
記入すべき項目としては
- 氏名
- 生年月日
- 履歴
- 性別
- 住所
- 従事する業務の種類(従業員が常時30人未満の企業は記載不要)
- 雇入の年月日
- 退職の年月日及びその事由(解雇の場合は、その理由も含む)
- 死亡の年月日及びその原因
です。
労働者名簿のダウンロード先
労働者名簿のダウンロード先はこちらの厚生労働省のリンクからダウンロードできます。
ただ、この書式を使わないとダメな訳ではなく、項目さえカバーできていれば自分で作ってOKです。
労働基準法に定めがあります。
労働者名簿は法律上必ず必要です。
労働基準法 第107条に
「 使用者は、各事業場ごとに労働者名簿を、各労働者について調製し、労働者の氏名、生年月日、履歴その他厚生労働省令で定める事項を記入しなければならない。」
とあります。
内容の違いは会社によって異なるでしょうが、おおよそ上の図のような感じだと思います。
なので厚生労働省のHPにある様式ではこんなに多くはなく、かなりすっきりしています。職歴とか記入とかは本来は不要です。
ちなみに、同じ労働基準法で求められる賃金台帳については、「「賃金台帳」と「源泉徴収簿」両方いるの?」もご覧ください。
労働者名簿をエクセルで作るとなると、、、、
給与計算ソフトや人事管理ソフトでは自動で作成してくれるのもありますが、今の会社はそんなのないのでエクセルベタ打ちのリストから下記のようなマクロでフォーマットに代入して作ってます。
Sub 労働者名簿作成()
Dim 項目 As Range
For Each 項目 In Range(“A2:A10”)
Worksheets(“format”).Copy After:=Worksheets(Worksheets.Count)
ActiveSheet.Name = 項目.Value
ActiveSheet.Cells(4, 3).Value = Worksheets(“目次”).Cells(項目.Row, 3).Value
ActiveSheet.Cells(5, 3).Value = Worksheets(“目次”).Cells(2, 4).Value
ActiveSheet.Cells(7, 3).Value = Worksheets(“目次”).Cells(2, 7).Value
・・・・・・
Next 項目
End Sub