
経理や総務の仕事は、机まわりの道具次第で作業のスピードが変わります。
今回は、私が経理・総務のデスクまわりで使ってきたデジタル小物を7つ紹介します。
事務職やフリーランスの方でも使えるものばかりですし、一度使うと手放せないモノが多いですよ。
デジタルではない事務用品は「経理・事務がはかどるオフィス・事務用品」でまとめています。よかったらご覧ください。
経理・総務の便利グッズを選ぶ基準は3つ
数が多いジャンルなので、私が選ぶときに見ている点を先に3つ書いておきます。
- 机の上だけで完結すること
- 会社の備品として置いても困らないこと
- 紙とデータの行き来が減ること
1つ目は、パソコンの設定を変えたり情シスに申請したりしないと使えないものだと、結局そのまま使わなくなるからです。USB給電か乾電池で動いて、挿せばすぐ使えるものを選んでいます。
2つ目は、経理や総務の道具は自分専用にならないケースが多いからですね。誰が触っても壊れない、使い方の説明がいらない、という基準です。
3つ目は、経理の作業では紙とデータを行き来する場面があるからです。手書きのメモをそのまま残せるもの、他の部門とデータを渡せるものを優先しています。

紹介するデジタル便利グッズの一覧
先に全体を一覧にしておきます。気になるものがあれば、リンクになっているのでクリックして下の解説まで飛んでください。
| グッズ | 何に使うか | こんな人に |
|---|---|---|
| 電動鉛筆削り | 鉛筆・色鉛筆をきれいに削る | 伝票や資料に手で書き込む人 |
| クリップ式のUSB扇風機 | 書類を飛ばさずに風を当てる | 机が狭い・書類が多い人 |
| 手書きをデータに残せるノート | 紙に書いたメモをアプリに取り込む | 打ち合わせのメモを紙で取る人 |
| 電子メモパッド | 電話の走り書きを繰り返し使う | 電話の取次ぎが多い人 |
| 充電式のLED懐中電灯 | 倉庫・書庫・停電時の作業 | 棚卸しや防災用品も見ている人 |
| iPhone・iPadに挿せるUSBメモリ | スマホとパソコンのデータ受け渡し | 他部門とファイルをやり取りする人 |
| マグネット式の充電ケーブル | 端子を傷めずに充電する | 社用スマホ・タブレットを充電する人 |

電動鉛筆削り(スパイラル切削刃タイプ)
一人だけで使うなら要らないかもしれませんが、職場で何人かが使うなら1台あると便利です。
選ぶときはスパイラル切削刃と書かれているものにしています。削った跡がきれいに揃いますし、削りすぎると自動で止まるので芯を折りません。
経理だと、赤や青の色鉛筆を使う人も多いと思いますが、色鉛筆も同じようにきれいに削れますよ。
USBでも乾電池でも動くタイプなら、コンセントの空きを気にしなくていいので置き場所に困りません。
私が電動の鉛筆削りを買ったのは、削りカスをそのままにする人がいて、ゴミ箱が汚くなる対策としてでした(笑) 削り心地が目当てではなかったのですが、削った跡もとてもきれいですよ。
クリップ式のUSB扇風機
これのすごいところは、強力なクリップですね。
普通の卓上ファンだと、設置場所を間違えると書類が飛んだり単純に邪魔だったりしますが、クリップ式なら本棚や机の端などいろんなところに付けられます。
首の角度も360度変えられるので、他の人に風が当たらないように細かく調整できます。風量が3段階で調節できるものを選ぶと、書類が飛ばない強さに落とせるので使いやすいです。
なお、DCモーターと書かれているものは動作音が静かです。事務所は物音が目立つので、ここは見ておいた方がいいと思います。
手書きをデータに残せるノート
紙に書いたメモを、そのままデータとしても残せるノートです。
専用のノートに付属のフリクションペンで書いて、スマホのアプリで読み取ると、その内容がGoogleドライブやDropboxなど、指定した保存先へ送られます。書いたページは付属のタオルを水で濡らして拭けば消えるので、同じノートを何度も使えます。
私が以前使っていたのは、紙の下に敷いてペンの動きを読み取るワコムのスマートパッドの方でした。書き心地は文句なしだったのですが、生産終了になっています。今から手書きをデータで残すなら、こちらのタイプの方が手に入りやすいです。
【参考】紙で受け取った請求書・領収書とは別物です
自分用のメモをアプリに取り込むだけなら、電子帳簿保存法のスキャナ保存の要件は関係ありません。要件が関わってくるのは、取引先から紙で受け取った請求書や領収書といった国税関係書類をデータで保存するときです。混同しないようにしてください。
電子メモパッド
これは上のノートとは違い、「単なるメモ」です。データとしては残りません。
でもボタンひとつで消えて繰り返し使えるので、メモ用紙だらけになりません(笑)
消したくないときのために、ロック機能が付いているものを選ぶといいと思います。うっかり触って消える方が困りますからね。
私は電話の横に置いて使っています。電話を取ったときの待ち合わせ日時とか、折り返しの電話番号とか、あの「ちょっとだけ書きたい」ときにちょうどいいんですよね。付箋やメモ用紙だと、あとで机の上に散らかるので。
充電式のLED懐中電灯
これは充電式がいいというよりは、照明の強さが気に入って使っています。
総務や経理だと、棚卸しで倉庫の奥を確認するとき、書庫から古い書類を探すとき、停電時などに出番があります。事務所の照明だけだと、そういう場所は手元が見えません。
総務で防災用品も担当しているなら、充電池を内蔵していてスマホの応急充電もできるタイプを選ぶと、そのまま防災の備えを兼ねられます。乾電池式だと備蓄の電池が切れていた、ということが起きますから。
iPhone・iPadに挿せるUSBメモリ
総務や経理は、他の部門とのデータ受け渡しが多いですよね。
いちいちメールで送ってもらうより、これを使えばその場でiPhoneからパソコンへデータを移せます。写真で撮った書類を渡すだけなら、かなり早いです。
買うときは、Apple公式のMFi認証を取っているものを選んでください。認証のないものはiOSの更新後に認識しなくなることがあります。
【注意】会社のパソコンに挿す前に確認してください
会社によっては、私物のUSBメモリを業務用パソコンに挿すこと自体が禁止されています。給与や取引先の情報を扱う部署なら、なおさら勝手に判断しない方がいいです。情シスや上長に一度確認してから使ってください。
マグネット式の充電ケーブル
最後はこれです。
普通の充電ケーブルではなく、先の部分は常にスマホに挿しっぱなしで、充電する時は磁石式になったケーブルにつなぐというスタイルです。
端子を替えればType-CでもMicro USBでもLightningでも使えるので、社用のスマホとタブレットで機種がバラバラでも1種類のケーブルで足ります。長さ違いが何本か入っているセットを買っておくと、机とロッカーの両方に置けます。
私がこれを使っているのは、ケーブルの差し込み部分を繰り返し抜き挿しして壊れるのが嫌だから、というのと、ケーブルを差したつもりが刺さってなくて充電できてなかった、というのを避けたいからです。かなり便利ですよ。
経理・総務の道具選びで参考になる記事
デジタル以外の文房具・事務用品は「経理・事務がはかどるオフィス・事務用品」に分けてまとめています。

道具ではなく知識の方を揃えたいときは「総務・経理のおすすめ本ランキング」で担当範囲ごとに紹介しています。

経理・総務の便利グッズのよくある質問
- こういうグッズは会社の経費で落とせるの?
-
この記事で紹介しているものは1点あたり数千円までなので、消耗品費や事務用品費として処理すれば問題ないと思います。金額が大きくなる備品でも、取得価額が10万円未満であれば購入した年度に全額を経費にできます。判断に迷ったら顧問税理士に確認してください。
- 電子メモパッドと、手書きをデータに残せるノートはどう違うの?
-
電子メモパッドは書いて消すだけで、データとしては残りません。手書きをデータに残せるノートは、書いたページをアプリで取り込んでクラウドに保存します。あとで見返す必要があるメモなら後者、その場限りの走り書きなら前者、という使い分けになります。
- USB扇風機を事務所に置いても大丈夫?
-
USB給電のものは消費電力が数ワット程度なので、電気代の面で問題になることはまずないと思います。気をつけるのは風向きの方ですね。書類が飛ぶ、隣の席の人に当たる、というところで揉めやすいので、風量を落とせるものを選んでおくと無難です。
- 私物のグッズを職場で使うときに気をつけることは?
-
パソコンに接続するもの(USBメモリなど)は、会社のルールで禁止されていることがあるので事前に確認してください。接続しないもの(鉛筆削り・扇風機・懐中電灯など)でも、共用になると誰の持ち物か分からなくなります。名前を書いておくか、備品として買ってもらう方が後々もめません。
- 在宅勤務でも同じものが使えるの?
-
USB給電・乾電池・充電式のものが中心なので、コンセントの数を気にせず自宅でも使えます。ただ在宅勤務用の備品を会社に買ってもらう場合は、精算のルールが別に決まっていることが多いです。総務の担当者なら、そのルール自体を整理しておくと質問されたときに困りません。