用紙・封筒の規格とのし袋の種類・書き方

「角2封筒って何が入るんだっけ?」「お祝いののし袋、蝶結びでよかった?」

総務の仕事では、用紙・封筒・のし袋の「規格とマナー」を聞かれる場面が定期的にやってきます。毎回検索するのも地味に時間を食うんですよね。

今回は、ビジネスで使う用紙・封筒の規格と、のし袋の選び方・書き方を1記事にまとめました。デスクの脇に置く早見表のつもりで使ってください。

タップできるもくじ

用紙の規格(A判・B判)

用紙(A判・B判)と封筒の規格を整理した図

ビジネスの標準はA4(210×297mm)です。よく使うサイズだけ覚えておけば足ります。

サイズ寸法主な用途
A4210×297mmビジネス文書の標準
A3297×420mm(A4の2倍)図面・会議資料の見開き
A5148×210mm(A4の半分)伝票・ノート
B5182×257mm一部の官公庁書類・冊子
B4257×364mm新聞折込・POP

数字が1増えると半分のサイズになる(A3→A4→A5)と覚えると、コピー機の拡大縮小(A4→A3は141%、A3→A4は70%)もすぐ出てきます。

封筒の規格と郵便料金の関係

ビジネスで使う封筒は実質3種類

封筒サイズ入るもの郵便区分
長形3号(長3)120×235mmA4三つ折り定形(25g/50g以内)
長形4号(長4)90×205mmB5四つ折り・伝票類定形
角形2号(角2)240×332mmA4を折らずに・冊子定形外(規格内)

「折ってよい書類は長3、折りたくない書類(契約書・証明書類)は角2」が基本の使い分けです。料金は2024年10月の改定で定形25g以内110円・通常はがき85円になっています。最新の料金は日本郵便のサイトで確認してください。

封筒の書き方の基本

  ビジネス封筒の書き方の基本を示す図
  • 宛名:会社名は正式名称で。「(株)」と略さない。部署宛は「御中」、個人宛は「様」
  • 「請求書在中」「親展」:表面の左下に青字(赤は目立ちすぎて慶弔と紛れるため青が無難)。スタンプでOK
  • 裏面:差出人の住所・社名・差出日。封じ目には「〆」または「封」
  • 切手の位置:縦封筒は左上、横封筒は右上

契約書や個人情報を含む書類は、追跡できる簡易書留やレターパックを使います。なお請求書や契約書などの「信書」は宅配便では送れない(信書便のルール)ので、メール便系のサービスを使うときは注意してください。

のし袋の種類と選び方

 のし袋の水引の選び方と表書きの早見表を示す図

水引は「結び方」で選ぶ

のし袋選びは、水引(飾り紐)の結び方が全てです。

  • 紅白・蝶結び:何度あってもよいお祝い(出産・昇進・開店・周年)
  • 紅白・結び切り(10本):一度きりであってほしいお祝い(結婚)
  • 紅白・結び切り(5本):快気祝い・お見舞い(※お見舞いは「のし」なしの袋)
  • 黒白・結び切り:弔事(香典)

「繰り返してよいことは蝶結び、繰り返したくないことは結び切り」と覚えれば、まず間違えません。

表書きの早見表

場面表書き水引
結婚祝い寿・御結婚御祝紅白結び切り
出産祝い御出産御祝紅白蝶結び
開店・周年御祝・祝御開店紅白蝶結び
病気見舞い御見舞(のしなし)紅白結び切りまたは白封筒
快気祝い(本人から)快気祝紅白結び切り
葬儀(仏式・通夜葬儀)御霊前※黒白結び切り
四十九日以後御仏前黒白結び切り
宗教を問わず御花料(キリスト教)・御玉串料(神式)など宗教に合わせる
転勤・退職御餞別・御礼紅白蝶結び

※浄土真宗では通夜・葬儀でも「御仏前」を使うなど宗派差があります。分からないときは「御香典」としておくのが無難です。

会社として出すときの書き方

  • 名義:会社として出すなら「株式会社○○ 代表取締役 ○○○○」。社名は氏名の右に小さく書く
  • 部署一同:「○○株式会社 総務部一同」。3名までなら連名(右から目上順)
  • お札:慶事は新札、弔事は新札を避ける(折り目を付ければOK)
  • 金額:中袋に旧字体(金壱萬円など)で。社内規程(慶弔見舞金規程)があれば金額はそれに従う

会社として出す慶弔金は、慶弔見舞金規程で金額基準を決めておくと、毎回悩まずに済みますし、税務上も福利厚生費として説明しやすくなります。

まとめ

  • 封筒は「折るなら長3・折らないなら角2」。長3は定形、角2は定形外
  • 「在中」は左下に青字、封じ目に「〆」、重要書類は簡易書留
  • のし袋は「繰り返してよいなら蝶結び、一度きりなら結び切り」
  • 弔事の表書きは宗派で変わる。迷ったら「御香典」
  • 会社の慶弔金は慶弔見舞金規程で金額を標準化しておく

用紙・封筒・のし袋のQ&A

A4を二つ折りで入れる封筒はある?

角形6号(A5対応・162×229mm)にA4二つ折りが入ります。パンフレットや返信用に使われますが、ビジネスの定番は長3(三つ折り)と角2(折らない)の2つで、たいてい事足ります。

請求書を三つ折りにするのは失礼?

失礼ではありません。請求書・納品書は長3三つ折りが一般的です。一方、契約書・証明書・賞状など「原本性が高い書類」は折らずに角2やクリアファイル入りで送るのがマナーです。

取引先への祝電・供花と、のし袋はどちらを出す?

式典に出席するなら現金(のし袋)、出席しないなら祝電・供花という使い分けが一般的です。弔事の供花・供物は先方の意向(辞退の有無)を必ず確認してから手配してください。

のし袋の金額に「4」や「9」を避けるのは会社でも同じ?

同じです。4(死)・9(苦)のつく金額は慶弔とも避けます。会社の慶弔見舞金規程を作るときも、5,000円・1万円・3万円のような金額設定にしておくのが普通です。

封筒の宛名は印刷でもいい?手書きがマナー?

ビジネス文書は印刷・ラベルで全く問題ありません。手書きが望ましいのは慶弔関係(のし袋の表書き・お礼状など)くらいです。のし袋は薄墨(弔事)・濃墨(慶事)の筆ペンを総務の引き出しに常備しておくと安心です。

参考リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
タップできるもくじ