総務・経理に必要な、有利な資格TOP5

今回は総務経理で必要な資格を取り上げます。

総務・経理のスキルアップや転職で何の資格を取ればいいか悩んでいる方、

これから総務・経理に転職したいけど、どの資格を取れば有利なのか知りたい方

などにお読みいただければ嬉しいです。

ただ、弁護士などと違い総務・経理は資格がないとできない仕事ではないので、一番大切なのは「本人のやる気」です。

資格はあくまでも、やる気と熱意を裏付けする知識ぐらいに思った方がいいと思います。

もし、、、

今の仕事に悩んでいるなら「こちらのみんな一度は考える総務・経理を辞めたい理由とその対策」もご覧ください。

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転職サイトで検索した、総務経理の資格ランキング

マイナビ、リクナビでの主な総務経理の資格別求人件数は次の通りです。

マイナビリクナビ合計件数
日商簿記4607511211
衛生管理者355388
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)213354
ファイナンシャルプランナー262248
秘書検定131225
中小企業診断士15924
キャリアコンサルタント101323
メンタルヘルス・マネジメント(R)検定426
情報処理技術者試験123
VBAエキスパート112
給与計算実務能力検定112
日商PC202
FASS検定(経理・財務スキル検定)011
外国人雇用管理主任者000
情報セキュリティマネジメント試験000
文書情報管理士000
社会保険労務士87211298

なお、バックオフィスの職種でキーワード検索で行っており、末尾の社会保険労務士は事務所の名称と重複するので参考程度に見てください。

日商簿記が断トツ多いのでそれ以外を図にすると下の通りです。

総務経理に必要な資格TOP5

各資格とも全体の件数からすればとても少なく簿記以外の資格は特にいらないようにも見えます。

あればいいかなという風に求人情報では見えますね。

ただ、求人情報で書くのは必須事項であるので、選考過程であれば有利な資格は存在すると思います。

採用担当の目から見て必要な資格

新しく総務経理の人材を採用する時、資格を見る時のポイントは個人的には次の通りです。

  • その資格を取った理由
  • その資格の使い方

資格を取得した目的を聞くことで本人の目指したい方向性の確認もできます。

面接などではその資格をどのように仕事に活かせてきたかを聞きます。

総務経理に必要な資格TOP5

上の2つを考え、総合的にランキングをつけると次のようになりました。

1.日商簿記

総務・経理であれば間違いなく求められてくるのがこの日商簿記です。

資格の概要

日商簿記(日商簿記検定)は、日本商工会議所が主催する簿記の資格試験です。簿記の基本的な理論と実務の知識を習得し、経理業務を効率的に行う能力を証明します。試験は3級、2級、1級に分かれ、3級は個人事業や小規模企業の経理、2級は中小企業の経理、1級は大企業や会計事務所での高度な知識を対象としています。

求められる級は受ける求人の内容によって全く異なります。

ただ、持ってる持ってない、でスタートラインが異なる資格のひとつです。

下は資格別の求人件数です。

マイナビリクナビ合計件数
簿記1級142640
簿記2級193276469
簿記3級145142287

管理職を目指すならば簿記2級少なくとも欲しいところですね。

まだ、簿記の資格を持っていない人は、独学よりはでの通信講座がおすすめです。

紙のテキストがなくスマホのアプリで完結するため、スキマ時間を活用して簿記の資格が取れますよ!

公式サイトはこちら⇒

簿記1級はWEB上で無料合格を目指す姉妹サイト「簿記1級マスター」もよかったらご覧ください。

2.衛生管理者

資格の概要

衛生管理者は、労働環境の安全と衛生を確保するための専門資格であり、労働安全衛生法に基づいて事業所に設置が義務付けられています。資格には第一種衛生管理者と第二種衛生管理者があり、それぞれ対象となる業種が異なります。

資格の概要

第一種衛生管理者:

  • 対象業種: 全ての業種
  • 資格取得の要件: 受験資格には実務経験や学歴が求められ、一定の要件を満たす必要があります。
  • 試験内容: 労働衛生、関係法令、労働安全の3科目が出題されます。

第二種衛生管理者:

  • 対象業種: 医療業やサービス業など一部の業種を除く
  • 資格取得の要件: 第一種と同様に受験資格がありますが、対象業種が限定されます。
  • 試験内容: 労働衛生、関係法令の2科目が出題されます。

衛生管理者の役割

衛生管理者は、労働者の健康管理や作業環境の改善、安全教育の実施など多岐にわたる業務を担当します。具体的には、職場の巡視や健康診断の実施、労働災害の予防措置、労働者への健康指導などが含まれます。これにより、職場の安全と衛生が保たれ、労働者の健康被害を防ぐことができます。

これもあったら面接に有利な資格のひとつです。

特に総務経理になったらこれをとってねと言われることが多い資格のひとつです。

この資格を目指すならがおすすめです!

3.MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

資格の概要

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する国際資格です。この資格は、Microsoft Officeの主要なアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access)についての実務スキルを評価します。

資格の概要

対象アプリケーション:

  • Word: 文書作成、編集、フォーマットのスキルを証明。
  • Excel: データの管理、分析、グラフ作成のスキルを証明。
  • PowerPoint: プレゼンテーションの作成、デザイン、アニメーションのスキルを証明。
  • Outlook: 電子メール、カレンダー、連絡先の管理スキルを証明。
  • Access: データベースの作成、管理、クエリの実行スキルを証明。

レベル:

  • スペシャリストレベル: 基本的な操作スキルを評価。
  • エキスパートレベル: 高度な操作スキルと応用力を評価。

試験形式:

  • 実際のアプリケーションを使った実技試験で、指定されたタスクを制限時間内に実行します。各アプリケーションごとに試験が用意されています。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト資格は、Office製品の実務スキルを証明するための重要な資格です。多くの企業がOfficeスキルを重視しています。

転職組でも求められますが、特に新卒の方はこの資格を取っている人が多いのではないでしょうか。

事務系の仕事のスキルの一つとしてマイクロソフトの Office 製品を使いこなせるというのは欠かせません。その証明として使える資格のひとつです。

4.ファイナンシャルプランナー

資格の概要

ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人や企業の資金計画を立て、経済的な目標を達成するためのアドバイスを提供する専門資格です。この資格は、日本FP協会や金融財政事情研究会が主催しています。以下はFP資格の概要です。

資格の概要

資格の種類:

  • AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー): 基本的な知識と技能を有するレベル。日本FP協会が認定。
  • CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー): AFPの上位資格で、国際的に認知された高度な専門知識と技能を有するレベル。日本FP協会が認定。
  • FP技能士: 国家資格であり、1級、2級、3級に分かれます。金融財政事情研究会が主催。

試験内容:

  • AFP・CFP:
  • AFP: 学科試験と実技試験があり、基礎的な金融知識と実務技能を評価。
  • CFP: 6科目の学科試験と実技試験があり、包括的な金融知識と高度な実務技能を評価。
  • FP技能士:
  • 3級: 基礎的な金融知識を評価。
  • 2級: 中級レベルの金融知識と実務技能を評価。
  • 1級: 高度な金融知識と専門的な実務技能を評価。

試験科目:

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

ファイナンシャルプランナーは、個人のライフプランニングや企業の財務戦略において重要な役割を果たします。

保険や金融商品の営業に必要な資格のイメージですが、個人的には総務経理の仕事として簿記の次に必要な知識ではないかと思います。

これを取ろうとしてる人もしくはとっている人は総務経理の仕事に向いているんじゃないかなと思います。

お金の計算であったりその人の人生のプランニングに関わるところを興味があるというのは、会社の経営的にも興味を持ってくれそうで、素質があるように感じます。

5.秘書検定

資格の概要

秘書検定は、ビジネスの現場で必要とされる秘書業務の知識と技能を評価する資格試験です。日本秘書協会が主催しており、秘書としての専門知識やマナー、実務能力を習得したことを証明するものです。以下は秘書検定資格の概要です。

資格の概要

等級:

  • 1級: 高度な秘書業務の知識と実務能力を評価。上司の補佐役としての総合的なスキルを求められます。
  • 準1級: 1級の基礎的な部分をカバーし、上級秘書としての実力を評価。
  • 2級: 一般的な秘書業務の知識と技能を評価。多くの企業で求められる標準的なレベル。
  • 3級: 基礎的な秘書業務の知識と技能を評価。秘書としての第一歩として位置づけられます。

試験内容:

  • 筆記試験:
  • 理論科目: 一般常識、オフィスマナー、文書作成、スケジュール管理など。
  • 実技科目: 記録作成、ファイリング、電話応対、来客応対など。
  • 面接試験(1級と準1級のみ):
  • 実際のビジネスシーンを想定した応対やマナーを評価します。

取得のメリット:

  • 就職・転職に有利: 多くの企業で秘書検定の資格が評価され、採用や昇進の際に有利になります。
  • 実務能力の証明: ビジネスマナーや実務スキルが身につき、即戦力として活躍できることを証明します。
  • キャリアアップ: 秘書業務だけでなく、一般事務や管理職など幅広い職種で役立つ知識と技能が得られます。

秘書検定は、ビジネスマナーや実務スキルを体系的に学び、職場での信頼を築くための重要な資格です。

総務経理に応募してくれる女性で持っている人が多い資格の一つですね。

マナー、常識があるという意味で印象は良いとは思います。

この資格を目指すならがおすすめです!

総務経理に必要な・有利な資格まとめ

総務経理といっても、幅広く、業種によってももとめられる資格は異なると思いますが、一般的な側面でまとめてみました。もう一度振り返ると主に次の通りです。

  1. 日商簿記
  2. 衛生管理者
  3. MOS
  4. ファイナンシャルプランナー
  5. 秘書検定

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