中小企業の会社・法人・店舗のウォーターサーバーの選び方～水以外も飲めて、手間がかからないタイプがベスト～

会社に「ウォーターサーバー」が欲しいと思って検索しても、家庭での話や大規模な法人の話ばかり。

従業員数が数名～20,30名の会社や店舗などの法人ではどんな「ウォーターサーバー」がいいのか調べてみました。

中小企業の会社・法人・店舗の問題

あると便利

接客に便利

飲食店では「この店は水も出てこないのかあ」とドラマとかで見ますが、そんな感じで、お客に水ぐらいださないと駄目な雰囲気はありますよね。しかも、水だけでなく、お茶やコーヒーなど季節や相手によって変えれたらいいですよね。

来客用にペットボトルのお茶や水を買う会社もあると思いますが、定期的に買う手間も運ぶのも大変。

ウォーターサーバーなら、ボトルが定期的に会社に届くため、重たい水を運ぶ必要もありません。

社員も満足

飲用、お昼のカップラーメンを作る時など様々なシーンで使えます。

大勢が使うとポットでは足りないことも多いものの、ウォーターサーバーの水ボトルは大容量なので安心。

万が一災害が起きた時のための備蓄としても、使えます。

夏場なら、熱中症対策にも使えます。

ついつい中小だとこういう福利厚生が後回しになりがちですよね。

衛生的

おいしくて安心・安全なお水が飲めるというのは、当然なようで、結構むずかしいですよね。

ポットや水道水では、どこまで安心できるかは人によりますが、 ウォーターサーバーの水は、特殊なフィルターや殺菌技術によって浄化されているため清潔です。衛生管理が避けられない店舗では重宝します。

また、天然水ならミネラルも豊富です。

でも、手間がかかる

お茶・コーヒーは飲むけど水は飲まない

人によっては水を飲まない人もいます。

中小規模の会社ではそんな人から「いらない」という人も出てきそう。。

水・空ボトルの置き場がいる

ウォーターサーバー特有の予備のボトルとか、空きボトルとか置き場所に困りますよね。

片付けや雑務が発生する

空きボトルの片づけやサーバーの清掃などは必ず発生する業務ではありますね。サービスによっては業者がすべてやるスタイルもあるみたいです。

このあたりの「ウォーターサーバーがあるから発生する業務」は少ない方が楽ですね

ウォーターサーバーの基礎知識

各社の違いは次のようなポイントで選ぶ感じですね。

水の種類

「天然水」と「RO水」

ウォーターサーバーの業者が提供する水の種類は、大きく分けて「天然水」「RO水」です。

天然水は、農林水産省の下の規則で「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」以外には使えないようです。

・特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないものにあっては、「ナチュラルウォーター」と記載すること。

・ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているものにあっては、「ミネラルウォーター」と記載すること。

・表示禁止事項　　次に掲げる事項は、これを表示してはならない。

・ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウオーター以外のものに対する「自然」、「天然」の用語及びこれに類似する用語

「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン（Ｈ2.3.30農林水産省局長通達　食流第1071号） 」より一部抜粋

RO水

水道水などを、水の分子以外の物質をほとんど通さないRO膜フィルターでろ過した水のことを言います。

販売されているRO水の多くは、ミネラル分を加えて調整されています。

水の硬度

軟水と硬水の違いは、「硬度」の違いみたいです。

硬度というのは、水１Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、世界保健機関が定める基準では硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水とされています。

それぞれの特徴はこんな感じです。

採水地

国内、国外で大きく分かれ、それぞれ産地の特徴がありますね。それぞれの特徴は、上の「硬度」などで表現されています。

料金

初期費用

無料の会社が多いですね。サーバーの配送費用や設置費用などですが、無料の業者が多いです。

月々の費用（水代）

これは、使い方によるし、人数にもよりますが、

よく見るのが、水の料金が 500mlあたり50～100円ぐらい、

月25L利用なら2,000～6,000円程度ぐらいでしょうか。

カップラーメンに使ったり、来客時のお茶だしに使ったりなど、いろいろな用途に使うことも考えると消費量はもっと多くなりますので、あくまで目安として考えてみてください。

月々の費用（電気代他）

レンタル料は無料のメーカーも多いので、使用する時間帯以外は電気代を節約できるエコ機能付きのサーバーを選べば、電気代もそれほどかかりません。

実際のところでは、電気代 月400～900円程度かかると書いてあるのが多いですね。

水代だけでよい場合もあれば、レンタル料などがかかる場合もあります。

メンテナンス料費用についても、無料の業者や、年4,000～5,000円かかる業者もあり様々です。

そのほか手数料として、注文量や注文頻度が少ないと発生するケースもありますね。

解約料としては、2年以内での解約等で発生するなど、色々です。

支払方法

クレジットカード・銀行口座引落ですね。法人に対しては銀行振込（請求書支払い）に対応してるところが多いです。

ボトルタイプ（使い捨て/回収）

ボトルは、使い捨ての「ワンウェイタイプ」と回収型の「リターナブルタイプ」の2種類があります。

ただ、デザインの好みや使用済みボトルが邪魔とかなら使いきりタイプがオススメです。

容量

上の回収タイプ、ワンウエイと同じですが、使用量によって判断したいとこですね。

配送方法

自社の営業担当者が運んだり、運送業者が運んだり様々です。

宅配エリア

業者によって宅配可能なエリアが限定されている場合があります。全国対応と言ってても、沖縄や北海道、離島などには対応していないケースもあるので確認が必要です。

配達は、ウォーターサーバー業者が届ける場合と、宅配会社が届ける場合の2種類があります。

経理処理は？費用損金で落ちるの？

従業員利用は、「福利厚生」や「雑費」として経費処理できますし、店舗などでお客さまへ出す飲み物なら「交際費」の名目で計上できますよ。

中小企業の会社・法人での選ぶポイント

大きく分けて下の2つが中小企業ならではのポイントです。

①飲む水の量は少ないから色々飲める方がいい

大きな会社・店舗ではたくさん使うから、水の値段だけ安いのを選ぶと思いますが、少人数だと、飲む水の量が少なく、水のボトルの単価が安いという理由だけで選んでもそんなに満足度は高くならないと思います。

例えば、「従業員だけでなくお客にも出せる」とか「水だけでなくコーヒーやお茶も飲める」という風にすれば満足度は高くなります。

②人手が少ないから楽な方がいい

中小企業だと、事務がいないとか、事務がいても忙しいですよね。

しかも、スペースも狭い所が多い。

そうなると、「ウォーターサーバーのスペースやボトルが小さい方がいい」「空ボトルを貯めず捨てれる方がいい」になりますよね。

水以外もあるウォーターサーバーは「フレシャス」と「アクアクララ」の2社～比較表で解説～

私が調べた限り、水以外のウオーターサーバーがあるのは「フレシャス 」のスラットカフェと「アクアクララ 」アクアウィズの2社でした。

アクアクララはCMなども結構しているので有名かもしれませんが、フレシャスは知らない人もいると思うの簡単に会社の紹介をします。

フレシャスとは

富士山の銘水株式会社が運営するブランドで、富士や長野などの天然水を販売しています。

グッドデザイン賞を受賞するなどデザイン性が高く最近伸びているイメージのある会社です。

水以外のウォーターサーバー2社比較表

	フレシャス （スラットカフェ）	アクアクララ （アクアウィズ）
商品画像
水の種類	天然水	ＲＯ水
水の硬度	20～85	29.7
採水地	山梨県富士吉田市、 静岡県富士宮市、 長野県木曽郡木曽町	–（製造工場ごとの近くの採水地）
使えるコーヒーカプセル	フレシャス以外もOK （UCC以外の市販品もOK）	アクアクララのみ （ネスカフェのみ）
抽出方法	ドリップ	インスタント・エスプレッソ
コーヒー以外	煎茶・アールグレイ紅茶・ジャスミン茶	ー
初期費用	0円	0円
月々の費用（水代）	9.3L 1,627円～	12L　1,404円／本
月々の費用（電気代他）	「サーバーレンタル代」水2箱まで1,320円、水3箱以上で無料	「あんしんサポート料」2,200円〜/月
サーバーサイズ・重さ・色	290mmｘ350mmｘ1,110mm、約25kg、ホワイト、ブラック	バリスタの場合 320mmｘ320mmｘ1,344mm、約24㎏、ブラック
ボトル(回収/ワンウエイ)	ワンウェイ式	回収式
ボトル容量	9.3L	12Ｌ
配送方法	佐川急便	全国のフランチャイズ加盟店・販売代理店が配達
宅配エリア	沖縄及び離島など一部地域を除くすべて	北海道から沖縄まで
支払方法	クレジットカード・銀行口座引落に対応。 法人は銀行振込（請求書支払い）もＯＫ	クレジットカード・銀行口座引落に対応。 法人は銀行振込（請求書支払い）もＯＫ

ネスカフェ以外のコーヒーやお茶などが欲しい方に、フレシャスがオススメ

水自体は味の好みがあるので人それぞれだと思います。

飲料の種類だけでいえば、

• ネスカフェが飲みたい人はアクアクララ
• ネスカフェ以外のコーヒーやお茶、紅茶などが飲みたい人はフレシャス

がオススメという事です。

総じて、中小企業の会社・店舗では、アクアクララに比べて、お客様に出す煎茶も出せ、返すためのボトルを置いておく必要がないワンウェイ式で、ボトルサイズの小さいフレシャスの方が向いていると思います。

フレシャスの無料登録・申込方法

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